SESと自社開発の違い5つ|未経験はどちらを選ぶ?

image d4c0411b 976b 4ce2 ae78 5c8f68fe2797 1776351716 SES・ブラック企業回避

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結論:未経験はSESから始めるのが現実的

自社開発は未経験向けでも、学習実績やポートフォリオを求められることが多く、準備なしでの応募は不利になりやすいです。対してSESは実務未経験でも応募しやすい求人があり、入社後にスキルを積んでから自社開発や上流工程を目指すルートもあります。

「SESと自社開発、どちらに転職すべきか」は、未経験者が最も悩む選択肢の一つです。

私は現在SES企業に所属し、データセンターで監視オペレーターとして働いています。転職当初は「自社開発の方がいいのでは」と迷いましたが、実際に働いてみてSESを選んだ理由が明確になりました。

この記事では、SESと自社開発の違いを5つの観点で比較し、未経験者が現実的にどちらを選ぶべきかをデータと実体験をもとに解説します。

この記事でわかること

  • SESと自社開発それぞれの定義と特徴
  • 難易度・年収・スキル・働き方・安定性の違い5つ
  • 未経験者が選ぶべき現実的な判断基準
  • SESから自社開発へのキャリアアップ戦略

まず確認:SESと自社開発の定義

用語メモ

  • SES:エンジニアを客先のプロジェクトへ提供する契約形態です。勤務先や業務内容が案件ごとに変わることがあります。
  • 自社開発:自社サービスや自社プロダクトを社内チームで開発・運用する働き方です。
  • 常駐:自社ではなく、顧客企業やデータセンターなどの現場に出て働く形です。

比較ポイント早見表
見るべき点 まず確認:SESと自社開発の定義
判断材料 SESと自社開発の違い5つ|比較表
最後の確認 未経験はどちらを選ぶべきか|現実的な判断基準

SES(システムエンジニアリングサービス)とは

SESとは、エンジニアを客先に派遣して技術を提供する契約形態です。自社に雇用されながら、実際の業務は客先のシステム開発・インフラ管理・監視などを担います。

  • 雇用元:SES会社(転職先の企業)
  • 実勤務先:客先(データセンター・IT企業など)
  • 給与:SES会社から支払われる
  • スキル:客先プロジェクトにより異なる

私が所属しているのはSES会社で、実際の勤務場所は関西のデータセンターです。勤め先と働く場所が異なるという点が、一般的な就職と違うところです。

自社開発エンジニアとは

自社開発は、その会社が自分たちのサービスや製品を開発するために雇用したエンジニアです。同じ会社に所属しながら、社内のプロダクトを開発・運用します。

  • 雇用元=勤務先:同じ会社内で働く
  • 業務範囲:自社プロダクトの開発・改善・運用
  • 代表例:ECサイト・SaaSサービス・スマホアプリの開発
  • スキル:特定の技術スタックを深く習得できる

SESと自社開発の違い5つ|比較表

用語メモ

  • SLA:サービスをどの水準で止めずに提供するかを決めた約束です。障害対応や復旧時間の目安になります。
  • インフラ:サーバー、ネットワーク、クラウドなど、システムを動かす土台のことです。
  • ポートフォリオ:自分で作った成果物や学習実績を見せる資料です。開発職では評価材料になりやすいです。

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比較項目 SES 自社開発
未経験入社難易度 ★☆☆☆☆(入りやすい) ★★★★☆(スキル必須)
1〜2年目年収 250〜350万円 300〜420万円
スキル幅 広い(現場ごとに変わる) 深い(特定技術を掘り下げ)
働き方 客先常駐・現場依存 自社オフィス・リモート多め
雇用安定性 現場変更リスクあり 比較的安定(業績次第)

違い①:未経験入社の難易度

未経験からの選考通過率は、SESと自社開発で大きく異なります。

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雇用形態 書類通過の傾向 内定までの傾向 重視される要素
SES(未経験可求人) 比較的通りやすい 未経験でも可能性あり 意欲・継続力・コミュニケーション
自社開発(未経験可) 準備次第で可能性あり 学習実績がないと厳しめ ポートフォリオ・実装力・技術理解
自社開発(経験者向け) 経験内容による 経験内容による 実務経験年数・技術スキル

現実的なポイント

自社開発で「未経験OK」と書いてある求人でも、実際はプログラミングスクール卒や独学6ヶ月以上の学習実績が前提になっています。ポートフォリオなしで書類通過するのは困難です。私が転職活動した時も、自社開発の求人は書類で弾かれることが多く、SES経由にしました。

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違い②:年収の現実

「自社開発の方が年収が高い」とよく言われますが、未経験1〜2年目では差は小さいです。むしろSESの場合、夜勤手当・深夜割増がある職種では実収入が上回るケースもあります。

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年次 SES(インフラ系・夜勤あり) 自社開発(未経験入社)
入社1年目 280〜340万円(夜勤手当3〜5万/月含む) 300〜380万円
3年目 340〜420万円 420〜520万円
5年目〜 380〜500万円(スキル次第で上昇) 500〜700万円(実力主義)

3〜5年以降は自社開発の方が年収が高くなる傾向がありますが、それはスキルを積んだ後の話です。未経験入社直後の差はほとんどありません。

違い③:スキルの積まれ方

SESは現場ごとにプロジェクトが変わるため、さまざまな技術・環境を経験できます。一方で「この技術を深く掘り下げたい」という場合は自社開発の方が向いています。

  • SESでスキルが広がるケース:2〜3年で3〜4つの現場を経験し、Linux・ネットワーク・AWSなど複数の技術に触れる
  • SESでスキルが止まるケース:同じ監視現場に3年以上固定され、手順書通りの作業しかしない
  • 自社開発でスキルが深まるケース:同じプロダクトに継続関与し、設計から運用まで一連を経験する

SESでスキルが止まるリスクへの対策

SESで同じ現場に2年以上いる場合は、自主的に資格取得(AWS・LinuC・CCNAなど)でスキルを補うか、エージェントを通じて現場変更・転職を検討するタイミングです。会社任せにしていると、スキルが固まったまま年収も上がらない状態が続きます。

違い④:働き方の違い

SESと自社開発では、日々の働き方にも大きな差があります。特にリモートワーク・フレックス・服装の自由度は自社開発の方が高い傾向があります。

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項目 SES 自社開発
勤務地 客先常駐(現場次第) 自社オフィス or フルリモート
服装 客先ルールに従う 私服OKが多い
残業 現場によって異なる 比較的コントロールしやすい
夜勤 インフラ系はあり なし(開発系)
フレックス 客先次第 多い

私が担当している監視OPは夜勤ありの変形労働制です。服装は客先のデータセンタールールに従い、私服はNGです。この点は自社開発より制約が多い面もあります。

違い⑤:雇用の安定性

SESは客先との契約が切れると「次の現場を探す」待機期間(アサイン待ち)が発生します。この間も給与は支払われますが、現場が変わるたびに環境が変化します。

自社開発は同じ会社で長期間働ける点で安定していますが、業績悪化・プロダクト廃止・会社倒産のリスクもゼロではありません。

どちらがより「安定」か?

短期的な安定は自社開発が上ですが、長期的なキャリア安定(市場価値)はSESでスキルを広げた方が高くなるケースもあります。「1社依存のスキル」より「どこでも通用するスキル」の方が将来は安定します。

未経験はどちらを選ぶべきか|現実的な判断基準

結論:ほぼすべての未経験者にとって、最初の転職先はSESが現実的です。

自社開発を目指すこと自体は間違いではありませんが、まずSESで1〜2年実務経験を積んでから自社開発に転職するルートが最も内定率が高く、結果として最短ルートになります。

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こんな人 おすすめ 理由
今すぐIT業界に入りたい・プログラミング未経験 SES(インフラ・監視OP) 応募先を広げやすく、最初の実務経験を作りやすい
プログラミングを6ヶ月以上独学済み 自社開発チャレンジ可 ポートフォリオがあれば書類通過する可能性あり
スクール卒・実装作品あり 自社開発チャレンジ可 面接まで進める企業が増える
将来的にフリーランスを目指す SES→スキルアップ→独立 SESで多様な現場経験が独立後に活きる
今すぐIT業界に入りたいSES
ポートフォリオあり自社開発も可
スクール卒・実装作品あり自社開発チャレンジ可

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例外:最初から自社開発を目指すべきケース

以下の条件が揃っている場合は、最初から自社開発を狙うことも選択肢に入ります。

  • ポートフォリオがある:GitHubに公開済みのWebアプリ等の制作物があること
  • 独学期間が6ヶ月以上:特定の技術(Python/React/Railsなど)を集中学習済み
  • プログラミングスクール卒:スクール経由の就職支援プログラムがある
  • 年齢が20代前半:ポテンシャル採用の範囲内であること
  • IT関連の前職あり:テスター・サポートデスク等でIT環境に触れた経験がある

上記の条件が複数重なるなら、最初から自社開発を応募しても内定の可能性があります。ただし、選考は厳しいため並行してSES系の求人にも応募しておくことをおすすめします。

ここまでの整理:SESと自社開発の違い5つ

  • 難易度:未経験入社はSESが圧倒的に入りやすい(未経験求人の探しやすさ)
  • 年収:1〜2年目の差は小さい。3年目以降は自社開発が高い傾向
  • スキル:SESは広い経験、自社開発は深い専門性
  • 働き方:自社開発の方が自由度が高い(リモート・服装・フレックス)
  • 安定性:短期は自社開発、長期的な市場価値はスキル次第

未経験で迷っているなら、まずSESで入社してスキルを積み、2〜3年後に自社開発やより条件の良い会社に転職するルートが最も現実的です。

「SESで終わり」ではなく、「SESはキャリアのスタート地点」と考えると選択が楽になります。

SES→ステップアップ戦略|自社開発・上流工程への移り方

私自身、監視OPとしてSESで経験を積みながら、次のステップとしてインフラエンジニアやクラウドエンジニアへの転職を視野に入れています。SESからステップアップするための具体的な手順を紹介します。

  • Step1:入社後1年は現場に慣れる。業務を確実にこなしながら資格学習(ITパスポート・LinuC等)を並行
  • Step2:2年目以降は担当範囲を広げる。OJTや自主申告で新しい業務に挑戦
  • Step3:AWSや上位資格(CCNA・LinuC Lv2等)を取得して市場価値を上げる
  • Step4:エージェントに相談し、現場変更 or 転職で自社開発や上流工程を目指す

エージェントに相談するタイミングは「入社から1年半〜2年後」が目安です。それ以前は市場価値が低く、良い求人が紹介されにくいです。

① テックゴー|IT・Web専門・SES経験者のキャリアアップにも対応

テックゴーはIT転職特化型エージェントで、SESから自社開発・上流工程へのキャリアチェンジ支援も行っています。「今の現場で成長できていない」「次のステップを考えたい」という相談から受け付けています。

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② 転職エージェントナビ|複数エージェントから最適解を選ぶ

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③ キャリアセッション|20代のSES経験者のキャリアアップ転職に実績あり

キャリアセッションは20代の転職支援に特化したエージェントです。SESで経験を積んだ後に自社開発や上流工程に転職したいという相談にも丁寧に対応しています。

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よくある質問

未経験ならSESと自社開発のどちらを選ぶべきですか?

実務経験がない場合は、まずSESやインフラ運用などで経験を積むルートが現実的です。すでに作品や学習実績がある人は、自社開発にも並行して応募すると判断しやすくなります。

SESから自社開発へ転職できますか?

可能です。ただし、現場経験だけでなく、担当業務の棚卸し、資格やポートフォリオ、職務経歴書の整理が必要です。1〜2年で次の選択肢を確認する人が多いです。

SESはやめとけと言われる理由は何ですか?

現場ガチャ、待機、スキルが伸びにくい案件などのリスクがあるためです。入社前に案件内容、研修、待機時の給与、配属後のフォローを確認すれば避けやすくなります。

自社開発は未経験でも入れますか?

ゼロではありませんが、学習実績や作品がないと難しくなりやすいです。求人票の「未経験歓迎」だけで判断せず、求められる技術と選考課題の有無を確認しましょう。

SESで最初に見るべき求人条件は何ですか?

研修内容、配属先の業務、夜勤や常駐の有無、資格支援、待機時の給与を確認してください。未経験者は「入社後に何を経験できるか」を優先して見るのが安全です。

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