実体験|未経験フリーターからインフラエンジニアへの転職【真実】【不都合】

フリーター・未経験

「フリーターから正社員になりたい。手に職をつけたい。でも自分にできる仕事なんてあるのかな…」

そう悩んで検索した先で出てくるのが「未経験OK・インフラエンジニア」という求人です。

ただ正直に言うと、この業界には求人広告では絶対に書かれない真実と不都合な現実があります。

この記事は、26歳フリーターから未経験でインフラエンジニアに転職した筆者が、実体験をもとに「採用される現実」「夜勤・監視オペレーターという現場の実態」「LinuCやCCNAの必要性」「最初の年収」まで、嘘なしで書いたものです。

これからインフラエンジニアを目指すあなたが、知らずに後悔しないために、まず読んでほしい内容です。

  1. 【結論】フリーターでもインフラエンジニアになれる。ただし「覚悟」が要る
  2. この記事でわかること
  3. 筆者のスペック|26歳フリーター、貯金30万円から始めた
  4. なぜフリーターでもインフラエンジニアに採用されるのか
    1. 理由1|業界全体が慢性的な人手不足
    2. 理由2|入口の業務が「マニュアル化」されている
    3. 理由3|SES・派遣構造が新人を吸収してくれる
  5. 【真実】未経験フリーターでも内定はちゃんと出る
  6. 【不都合】求人広告に書かれない3つの現実
    1. 不都合1|最初は100%「監視オペレーター」スタート
    2. 不都合2|夜勤あり・シフト制・年収は安め
    3. 不都合3|「自分で勉強しない人」は3年経っても監視のまま
  7. 前準備|LinuCとCCNA、結局どっちを取るべき?
    1. 未経験フリーターが最初に取るべきは「CCNA」
    2. LinuCはどうする?
    3. 「資格なしでも入れる」は本当か?
  8. 26歳フリーターが半年で内定をもらった転職ロードマップ
    1. STEP1|転職エージェントに2〜3社登録(1週目)
    2. STEP2|職務経歴書をエージェントと一緒に作る(2週目)
    3. STEP3|LinuCの参考書を1冊読む(並行して)
    4. STEP4|夜勤OKを軸に20社前後応募(3〜6週目)
    5. STEP5|面接3問の準備(4〜7週目)
    6. STEP6|内定→入社後にCCNA取得(入社後3〜6か月)
  9. 未経験フリーターにおすすめの転職エージェント
    1. 1|ハタラクティブ(フリーター・未経験特化)
    2. 2|ワークポート(IT・ITエンジニア特化)
    3. 3|doda(求人数No.1クラスの総合型)
  10. よくある質問(Q&A)
  11. まとめ|不都合を知った上で飛び込む人が、3年後に勝つ

【結論】フリーターでもインフラエンジニアになれる。ただし「覚悟」が要る

結論からお伝えします。未経験フリーターからインフラエンジニアへの転職は、十分に可能です。実際、筆者は26歳・職歴アルバイトのみ・資格ゼロの状態からスタートし、半年以内に正社員のインフラエンジニアとして内定をもらえました。

ただし、入り口はほぼ100%「監視オペレーター(運用監視)」からです。そして、最初は夜勤あり・年収280〜330万円スタートが現実的なラインだと知っておいてください。

「未経験から年収500万円」「在宅で稼げる」といった広告のようには、最初はいきません。ですが、ここで諦めるのはもったいないです。理由は本文で詳しく解説します。

項目 未経験フリーターのリアル
採用難易度 ★★☆☆☆(ITの中ではやさしい)
初期年収 280〜330万円が中心
働き方 シフト制・夜勤あり(最初の1〜2年)
必要な資格 必須ではないがCCNA・LinuCがあると有利
キャリアの伸びしろ 3年で構築・設計へ。年収450〜600万円も狙える

この記事でわかること

  • フリーターからインフラエンジニアに転職できる本当の理由
  • 監視オペレーターという入口の実態(不都合な真実)
  • LinuC・CCNAは取るべきか、取らなくていいか
  • 26歳・職歴なしで筆者が内定を取った具体的な手順
  • 失敗しないエージェントの選び方

筆者のスペック|26歳フリーター、貯金30万円から始めた

まず、信ぴょう性のために筆者のスタート地点を正直に書きます。

  • 年齢:26歳
  • 最終学歴:地方の私大文系卒
  • 職歴:飲食バイト4年・倉庫の派遣2年
  • 資格:普通免許のみ(IT系ゼロ)
  • 貯金:約30万円
  • PCスキル:YouTubeとTwitter、Excelは関数を見ると固まるレベル

このスペックで「正社員になりたい」「手に職がほしい」と思って動き始めました。インフラエンジニアを選んだ理由は単純で、「未経験OKの求人がIT職の中で一番多かった」からです。

なぜフリーターでもインフラエンジニアに採用されるのか

「未経験OKって書いてあるけど、本当に採用されるの?」と疑う人は多いです。筆者も最初はそうでした。ですが、転職活動を進めるうちに理由がはっきりしました。

理由1|業界全体が慢性的な人手不足

サーバーやネットワークを24時間動かし続ける現場では、シフトを回す人手が常に足りていません。経済産業省の試算でも、IT人材は今後さらに不足が拡大すると言われています。だからこそ、職歴やスキルよりも「夜勤を含めて働けるか」「コツコツ続けられるか」が評価されます。

理由2|入口の業務が「マニュアル化」されている

監視オペレーターの仕事は、サーバーやネットワーク機器の異常をモニターで監視し、決められた手順書(ランブック)に従ってエスカレーション・一次対応を行うものです。業務がマニュアル化されているため、未経験でも研修1〜3か月で現場に出られるというのが採用される最大の理由です。

理由3|SES・派遣構造が新人を吸収してくれる

不都合な真実の一つでもありますが、未経験者の多くはSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる契約形態の会社に入ります。自社で人を育てて、客先の現場に常駐させるビジネスモデルです。だから、未経験でも「現場に送り出せる人材」として採用枠があるのです。

【真実】未経験フリーターでも内定はちゃんと出る

筆者が実際に転職活動をした結果はこうでした。

  • 応募総数:23社(エージェント経由17社・直接応募6社)
  • 書類通過:14社
  • 面接到達:11社
  • 最終面接:5社
  • 内定:3社

応募から内定まで、約2か月。フリーター期間が長くても、職務経歴書がスカスカでも、ITインフラの未経験枠は「やる気」と「夜勤OK」を伝えられれば普通に通ります

面接で聞かれた内容も、技術的なものはほぼゼロでした。「なぜITなのか」「夜勤は本当に大丈夫か」「3年は続けられるか」この3つが9割です。

面接で評価されたポイント(筆者の体験)

  • フリーター期間に「飲食店のシフトリーダー」をやっていた経験 → チームワークと責任感のアピール
  • 独学でLinuCの参考書を1冊買って読んでいた → 学習意欲の証拠
  • 「3年は腰を据えてキャリアを築きたい」と明言 → 早期離職への不安解消

【不都合】求人広告に書かれない3つの現実

ここからが、検索しても出てこない、不都合な真実です。覚悟を決める材料にしてください。

不都合1|最初は100%「監視オペレーター」スタート

「インフラエンジニア募集」と書かれていても、未経験で入った場合、最初の1〜2年は監視オペレーターという業務になります。具体的にはこんな仕事です。

  • NOC(Network Operation Center)と呼ばれる部屋でモニターを見続ける
  • アラートが鳴ったらマニュアル通りに一次対応・電話連絡
  • 毎時のログ確認、定期巡回
  • 担当範囲によっては機械の再起動・テープ交換などの物理対応

正直に言うと、「エンジニア」と呼ぶには地味な作業です。コードを書くこともありません。最初の数か月は「これでスキルがつくのか?」と不安になります。

不都合2|夜勤あり・シフト制・年収は安め

監視業務は24時間365日。だから、新人は夜勤シフトを含むローテーションに入ります。

  • 勤務形態の例:日勤・夜勤・明け・休みの4勤2休
  • 夜勤手当込みの初任給:月収22〜26万円
  • 初年度年収:280〜330万円が中心

夜勤は身体への負担があります。生活リズムも狂いやすいです。ですが、夜勤手当のぶん同年代の事務職より手取りは多いことが多く、ここを逆手に取って貯金を作る人もいます。

不都合3|「自分で勉強しない人」は3年経っても監視のまま

これが一番大事です。未経験で入った人の中には、3年経っても監視オペレーターのままの人がいます。理由はシンプルで、会社が手取り足取り教えてくれるわけではないからです。

監視業務は手順書があるぶん、ルーチン化しやすく、何もしなくても日々が回ります。ここで「楽だな」と思って勉強を止めた人は、年収もスキルも止まります。

逆に、夜勤の待機時間にLinuCやCCNAの勉強をして、社内の構築案件にエントリーする人は、3年で年収450万円超え・5年で600万円も普通に狙えます。分かれ道は資格より「勉強し続けるかどうか」です。

失敗パターン|筆者の元同期の話

同期で入った3人のうち、勉強を続けたのは筆者ともう1人だけでした。その2人は3年以内にネットワーク設計や構築の現場に移り、もう1人は今も同じ監視現場にいます。年収差は150万円以上ついています。残酷ですが、これが現実です。

前準備|LinuCとCCNA、結局どっちを取るべき?

ここが一番悩むところだと思います。結論からお伝えします。

資格 分野 未経験者へのおすすめ度 勉強時間目安
CCNA ネットワーク ★★★★★ 150〜250時間
LinuC レベル1 Linuxサーバー ★★★★☆ 100〜200時間
ITパスポート IT全般 ★★☆☆☆ 50〜100時間
基本情報技術者 IT全般 ★★★☆☆ 200時間〜

未経験フリーターが最初に取るべきは「CCNA」

理由は3つです。

  • ネットワーク系の求人数が圧倒的に多い
  • 取得すると面接で「即戦力候補」と見られる
  • 合格率が比較的安定していて、独学でも到達しやすい

筆者の体感ですが、CCNA保有者は未経験でも初年度年収+20〜40万円変わります。3か月本気で勉強すれば取れるので、コスパが非常に良い資格です。

LinuCはどうする?

LinuCはLinuxサーバーの知識を証明する資格です。サーバーエンジニア志望ならCCNAより先にLinuCでも構いません。ですが、未経験のスタートポジションはネットワーク監視が一番多いので、迷ったらまずCCNAで良いです。

「資格なしでも入れる」は本当か?

本当です。筆者は内定獲得時、CCNA取得前でした。ただし「LinuCの参考書を1冊読んでいる」「夜勤OK」「3年続ける」を伝えての内定です。資格がなくても入れますが、あれば年収・配属先・キャリアの選択肢が広がると覚えてください。

26歳フリーターが半年で内定をもらった転職ロードマップ

ここからは、筆者が実際にやった手順をそのままお伝えします。

STEP1|転職エージェントに2〜3社登録(1週目)

未経験フリーターは、求人サイトで自分で応募するより、エージェント経由のほうが圧倒的に通ります。理由は、エージェントが「未経験歓迎の本当の枠」を持っていて、職務経歴書の添削までしてくれるからです。

STEP2|職務経歴書をエージェントと一緒に作る(2週目)

フリーター期間も「立派な職歴」として書きます。シフト調整、後輩指導、売上管理、クレーム対応…。あなたが当たり前にやってきたことを、社会人スキルとして言語化してくれるのがエージェントです。

STEP3|LinuCの参考書を1冊読む(並行して)

面接で「今、何か勉強していますか?」と必ず聞かれます。ここで「LinuC勉強中です」と答えられるだけで、印象が大きく変わります。合格していなくてOKです。

STEP4|夜勤OKを軸に20社前後応募(3〜6週目)

未経験枠は数で勝負です。エージェントから紹介された求人のうち、「夜勤OK」「3年続けたい」と伝えられそうな会社にどんどん応募します。

STEP5|面接3問の準備(4〜7週目)

面接で聞かれるのはほぼこの3つです。

  • なぜITインフラを選んだのか
  • 夜勤・シフト制は本当に大丈夫か
  • 3年後、どうなっていたいか

この3問だけ、声に出して練習しておけば突破できます。

STEP6|内定→入社後にCCNA取得(入社後3〜6か月)

多くのSES企業は、入社後の資格取得に補助金を出してくれます。CCNAやLinuCの受験料が会社負担になる会社を選ぶと、入社後に取れば実質タダです。

未経験フリーターにおすすめの転職エージェント

未経験OKのインフラ求人を扱っていて、フリーター歓迎のエージェントを厳選しました。

1|ハタラクティブ(フリーター・未経験特化)

20代フリーター・既卒・第二新卒に特化しています。学歴・職歴不問の求人が多く、「正社員になりたいけど何から始めれば」という段階の相談にも丁寧に対応してくれます。インフラ系求人も多数扱っています。

2|ワークポート(IT・ITエンジニア特化)

IT業界に強い総合エージェントです。未経験者向けの「みんスク」という無料のITスクールも運営しており、未経験でも内定までの導線が整っています。インフラ・ネットワーク系の求人量が豊富です。

3|doda(求人数No.1クラスの総合型)

未経験OKのインフラ求人数が国内最大級です。エージェントサービスとスカウトサービスの両方を使えるので、自分のペースで進めたい人にも向いています。

エージェントは2〜3社の併用が鉄則

1社だけだと求人の幅が狭くなります。最低でも「フリーター特化1社+IT特化1社」の組み合わせがおすすめです。担当者との相性もあるので、合わなければ別の担当に変えてもらうこともできます。

よくある質問(Q&A)

Q. SESでよくあるITと関係ないところに常駐させられるって本当ですか?

A. 悪徳SESならあり得ます。ですが、ほとんどの場合はまず研修期間3か月を自社で行い、その後に客先へと常駐となるパターンです。まず面接で確認することが大事になってきます。

Q. 30歳を超えていてもフリーターからインフラエンジニアになれますか?

A. 可能ですが、年齢が上がるほど未経験枠は狭くなります。30歳以上で挑戦するなら、応募前にCCNAを取得しておくのが現実的です。資格があれば年齢のハンデを大きく相殺できます。

Q. 数学やプログラミングが苦手でも大丈夫ですか?

A. 監視オペレーターや初期のインフラ業務では、数学もプログラミングもほぼ使いません。必要なのは「マニュアル通りに正確に作業する力」と「報告・連絡・相談ができる力」です。文系フリーターの方が活躍している現場はたくさんあります。

Q. ブラック企業を引かないコツはありますか?

A. 「夜勤手当が別途支給されているか」「未経験者の研修期間が1か月以上あるか」「資格取得支援があるか」の3つを必ず確認してください。エージェント経由なら、内部情報も教えてくれます。

Q. 監視オペレーターから抜け出すには何年かかりますか?

A. 平均1〜3年です。CCNAやLinuCを取得し、社内で構築・設計案件に手を挙げ続ければ、最短1年で次のステップに行けます。逆に何もしないと5年経っても抜け出せません。

Q. 実家暮らしじゃないと生活が厳しいですか?

A. 一人暮らしでも問題なく生活できる年収帯です。ただし、夜勤手当を含めて月22〜26万円スタートなので、家賃は手取りの3分の1以内(5〜7万円)に抑えるのが安全です。

まとめ|不都合を知った上で飛び込む人が、3年後に勝つ

もう一度、結論をお伝えします。

  • 26歳フリーター・職歴アルバイト・資格ゼロでも、インフラエンジニアにはなれます
  • ただし入口は監視オペレーター、夜勤あり、初年度年収280〜330万円が現実です
  • 勉強を続けた人だけが、3年で年収450万円超えのエンジニアになれます
  • CCNAは未経験フリーターの最強カードです(入社後でもOK)
  • 転職エージェントは「フリーター特化+IT特化」の2社以上で進めるのが鉄則

「楽して稼げる」と煽る情報を信じて入った人は、現実とのギャップで辞めていきます。ですが、不都合な真実を先に知った上で覚悟を決めた人は、ちゃんと残って、3年後にはまったく別の景色を見ています。

筆者がそうでした。あなたにもできます。最初の一歩は、エージェント登録の10分だけです。

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